終わらないイラン戦争

トランプは「イランとの交渉は順調だ、間もなく合意に達し、戦争も終わる」と言っているが、本音は交渉を長引かせているだけで、元より合意をする気はない。
アメリカは、ホルムズ海峡の出入り口を封鎖しているため、イランは一滴も原油の輸出ができず、イラン経済に必要な物資や原材料の輸入も出来ない。
国内経済は疲弊し、国民はハイパーインフレに見舞われ、生活苦は限界に達している。

1941年、日本はアメリカから中国からの全面撤退を求めるハルノートを突き付けられ、アメリカからの原油の輸入(80%)が止まったが、その時点で備蓄はまだ1年分あった。
ハルノートの表紙にtentative and without commitment (一時的で強制なし)と書かれていたため、日本は交渉に4ヵ月を費やしたが、アメリカに妥協意図はなく、やっとアメリカが日本の備蓄が底をつくのを待っていることに気が付き、交渉を打ち切った。
そこで、真珠湾攻撃に突入したのだが、外務省が軍部に強制され、故意にアメリカへの最期通告(交渉打ち切り通知)を遅らせたため、真珠湾攻撃はだまし討ちになってしまった。

アメリカとイランの停戦交渉は、日本とアメリカのハルノートに端を発した協議同様に、アメリカの意図的時間稼ぎである。
ヘグセス国防長官は「イランを弱らせてから残酷に殺してやる」と言っている。

日本は、敗戦が確実になった時に投下された広島・長崎の原爆により、無条件降伏止む無しになったが、イランがすでに経済破綻状態になっている時に、すべての発電所と橋を破壊されたら無条件降伏するだろう。
ネタニヤフにとって、イランの脅威が100%除去され、トランプにとってイランの原油と天然ガスを完全に支配するには、中途半端な合意ではなく、無条件降伏でなくてはならない。

トランプは、終わらせる気もないイラン戦争が終わると言い、終わらないことを知っていながらトランプ発言に調子を合わせて株価を上げているウォール街。

トランプとウォール街に足をすくわれてはならない⚠️

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