【大特集】改めて日本の真実を知る時が来た

②戦後と異なるトランブ流世界覇権

MAGA(再びアメリカを偉大に)を実現するためには、今までのアメリカをScrap(破壊)しなくてはならない。

戦後アメリカは世界の輸入大国として世界経済に貢献してきた。「消費者は王様」だから、どこの輸出国にとってもアメリカは王様であった。

日本はガリオア(政府支援)やエリア(経済支援)などによってアメリカに助けられ、且つ従いながら1970年代になると日本は世界最大の貿易黒字国、世界最大の対外債権国となった。一方、アメリカは世界最大の貿易赤字国、世界最大の対外債務国に陥った。

日米アンバランスを是正するため、1985年先進5か国が集まるプラザ合意が開かれ、市場介入によって円高に誘導することが決定。その結果、プラザ合意の1年後には対ドル240円だった円は120円までの円高に。しかし、為替操作でも対日高関税でもアメリカ経済は好転しなかった。

所詮、為替も関税もギミックであり効果が出なかったことで、アメリカ経済が日本や他の先進国より真に強くなるには、ギミックでごまかすのではなく、海外からの輸入品に負けない付加価値の高い商品を国内で製造しなくてはならないということを学んだ。そして今、トランプは輸入品を自国で製造し、アメリカへの投資を促進しようとしており、イーロン・マスクを使って行政組織の能率化を断行。

さらに、従来の貿易における最恵国待遇を廃止し、対米輸出国に生産拠点の対米移転を強制し、世界中の投資資金をアメリカへ一極集中させるためのインセンティブを打ち出そうとしている。(5年間法人税免除等)

戦後のアメリカの世界経済覇権は国際基軸通貨制とペトロダラー制により支えられてきた。また、国際軍事覇権は世界最大の軍事力によって維持された。

先に述べた通り、中央銀行の外貨準備に占めるドルの保有率2000年80%だったのが2022年には58%に下がり、2024年には48%まで急落し、De-dollarization(非ドル化)が進行していることが分かる。ドルが使われなくなればドルは基軸通貨の資格を失う。

さらに、サウジアラビアは1974年以来50年間続いたアメリカとのオイルダラー契約(中東の原油取引通貨をドル独占とする)の期限2024年6月9日に更新しないことを決定。中東の原油はドル以外の通貨で買えるようになったのである💡

ドル基軸制は風前の灯、さらにペトロダラー制は終焉…

では、アメリカ経済の生命線であるドルは、今危機状態に陥ろうとしているにも関わらず、ドルが円をはじめ他通貨に対して高いのはなぜか? それは先述の通り、Manipulation(市場価格操作)によるものであることが分かる。潜在的に衰退しているドルを市場原理に反して人工的に高値操作しているということ💻️

トランプは、FRBによる市場価格操作はフェイク(偽物)と言い、市場原理に基づく需給でドル需要を高める戦略を打ち出している。

敵国・同盟国に関わらず輸入品に高関税を課す狙いは、海外からアメリカに輸出している在外米企業と海外企業の生産拠点をアメリカに移動させるため。そうなると、アメリカに帰還する企業は生産拠点のある国の通貨を売ってドルを買うことになるから、ドルの需要が高まりドル高になる。外国の対米輸出企業が生産拠点をアメリカに移す場合も同じくドルを買わなくてはならない。

トランプは、FRBの金利や通貨量の操作ではなく、需給でドル救済しようとしているのが分かる☝️

今までの輸入品がアメリカで生産されれば供給が増え、商品・サービスの需給バランスが改善されることになる。(現在のアメリカ経済は需要が供給を上回るインフレ体質)

結果として物価が安定する。

対米輸出国の生産拠点がアメリカに移行すれば、国内での設備投資が増大すると同時に雇用が増え、貿易赤字(国際収支)が減少する。

無謀に見えるトランプの関税乱発は、FRBの市場操作で隠し続けてきたアメリカ経済の命であるドル衰退をギミックではなく、資本主義の原理・需給関係の下に解決しようとするものである。

トランプは今や戦後世界に貢献してきた消費大国の座を降り、終戦直後の輸出大国、債権者大国であったアメリカに復帰しようとしていることが分かっていただけたかと。

戦後、世界はアメリカという親におんぶにだっこで独り立ちをしたが、これからは親の助けは無く、それどころか「親子喧嘩」が始まろうとしている…

今度は親(アメリカ)のおかげで稼いで溜め込んだ世界の富をアメリカから奪い取られる番が来た💸