
①MAGA(偉大なアメリカの再現)のための挑戦
Scrap and Build(破壊と再建)
人の体は生命維持・成長と発展(支配)を求める本能(摂理)を持っている。
怪我をしても癒えるし、細菌が体内に侵入すると白血球が戦って排除する。あらゆる病気に対して人体には自ら治す能力があり、医療は人体の回復能力を補助するものである。また、人体には石が飛んでくると無意識に避けるなど、とっさの危機防御本能が備わっている。
人体を構成する細胞は常に新陳代謝を繰り返し、あらゆる人体器官の古い細胞は常に新しい細胞に代わっている。このように、生命は新陳代謝そのものであり、人体の細胞はScrap and Build(新陳代謝)を死ぬまで繰り返している。
また、生命は常に「楽で快適な生活」を求め、裕福になれば楽で快適な生活ができる。裕福になるには、富を創造するための競争、また市場での富の争奪戦に挑まなくてはならない。
富の作り方は二通り。
一つは、原材料と時間のコストに付加価値を創造して得られる富と、もう一つは市場のゼロサムで儲ける富。
一定の国土と、単独または複数の人種から構成される国家は、それが民主国家であれ専制国家であれ、独立国家として国民の豊かな生活を保証するためには、経済・軍事・スポーツ・芸能・文化等、あらゆる分野での競争に関わらなくてはならない。
他の国家に侵略され、支配されることなく、自国の自由のための独立を守り、且つ国民を豊かにするためにはどこの国にも負けない強い軍隊と経済を持たなくてはならない。そして、東西冷戦の時代には、弱い国は東西どちらかの強国の陣営に属さなくては独立が守れない。
よって、8000年間の人類の歴史は、世界覇権争いの戦争の歴史なのである。
第二次大戦後から今日までの世界覇者は、パックス・アメリカーナと呼ばれる通りアメリカ。そして、トランプが挑戦しているのはアメリカ自身のScrap and Build、すなわちMAGA(Make America Great Again=もう一度アメリカを偉大に)である。
はたしてトランプの挑戦によってアメリカは蘇るか?それともパックス・ブリタニカ(大英帝国)がパックス・アメリカーナ(アメリカ)に移行したように、アメリカとは別の覇者が登場してくるのか?
トランプは重くなった鎧兜を捨て、裸になれば東西冷戦に勝てると信じている「裸の王様」かもしれない。中国は、軍事力と経済力でアメリカを凌駕すれば、世界の覇権を手にすることができると信じ、GDPにおいても軍事力においても、アメリカに追い着き追い超そうとしている。
一方、現在のアメリカは生命線であるドルが衰退の一途…
トランプは「ドルを避ける国には100%の関税をかける」と脅すだけでドルを守ることができるのだろうか?
アメリカを再び偉大に、アメリカに黄金時代をもたらすと言うトランプは、ドルを再び2000年の世界の中央銀行外貨準備中ドル保有率80%(現在48%)に復活できるのだろか?
トランプは、海外に移っているアメリカ企業の生産拠点をアメリカに戻し、海外の対米輸出企業にはアメリカで生産させ、さらに国際投資資金をアメリカに呼び込もうとしているが、果たしてその通り問屋が卸すだろうか?
トランプのプロジェクトの成否は「資本の意志」が決めることであり、資本はアメーバと同じように、常に増殖を続けなくてはならないことが宿命。資本はどんな政治体制であろうと、人種がどうあれ、寒かろうと暑かろうと、資本がより多く増殖できる所へ移動する。
トランププロジェクトは、政治的にはモンロー主義(非国際・自国中心)であり、戦後から今日までアメリカが主導したグローバル主義・国際協調主義を否定する。
輸入品を国内で生産すれば輸入が減り、貿易量が激減する。輸出競争力が高い商品の製造は輸入先へ生産を移し、海外からの輸入品は海外の輸出企業を自国に呼び込んで製造させる。輸入を無くすことは経済における相互依存関係を自給自足に変えることであり、これは自給自足で他国に頼らないことは安全保障上重要不可欠という考え。
正にトランプの言う他国に頼ることから頼らない体制への移行Transition(移行)である。
資本増殖の観点からすれば、貿易量が減ることは好ましいことではない。しかし、トランプが暗殺されることなく、今も元気に大統領令を出しまくっているということは、ユダヤ資本がトランプを認めているからだと言える。
では、資本の意志はなぜトランプのTransitionを支持するのか?
簡単に言うと、資本の意志が銀行から高利貸に変身しようとしているから💡
今まで国際資本の増殖が主に金融市場だったのは、金融市場の方が実体経済より取引金額が比較にならないほど大きく、金融市場はゼロサムであるため、株式市場を誘導できるユダヤ資本はいくらでも儲かるから💰️
実体経済での誰かの儲けは必ずしも別の誰かの損ではないが、金融市場では儲けと損を足すとゼロになるのが原則であり、誰かの利益は誰かの損である。今や金融市場では、0.1%未満の俗に言うエリート投資家が兆円単位の利益を欲しいままにし、その反面その他の99.99%の投資家は一歩一歩ホームレスに向かっており、市場は一抹のエリートが投資家99.99%から搾取する場と化している。
エリートとその他大勢の投資家で構成されている市場は末期的状況に陥っている。
さらに、市場の主要通貨ドルは潜在的破綻状態にあり、現在の市場の活性とドル高はすべてManipulation(詐欺的市場操作)で保たれていることを知る必要がある。正にドル崩壊・市場崩壊のリスクがマグマのように地上に現れようとしているのが今。そして、ユダヤ資本は今日の市場の限界を知っているし、市場の新陳代謝が必要だと考えている。
トランププロジェクトが成功すれば、ドルは見せかけではなく需給バランスで強くなり、海外資金のアメリカー極集中で市場資金が増え続けるため、市場はギミックではなく資本の原理のもとで活性化する。そして、アメリカ経済は活況を取り戻し、トランプの言う通りアメリカが偉大になることは確実。
しかし、一方アメリカ以外の他国は生産拠点がアメリカへ移行して空洞化し、且つ資本のアメリカへの逃避で経済は悪化、財政危機に陥る。市場における0.01%のエリートと99.99%のその他大勢と同じである。
戦後、世界はアメリカからドルを借りて製造した製品をアメリカへ輸出し、経済成長が続いたことにより経済自律を達成した。では、これからはどうなるのだろうか?
倒産しかかった会社は、必要資金を銀行から借りられないから延命のために高利貸に走る。銀行は成長性のある有望な企業には融資するが、倒産のリスクがある企業には貸さない。一方、高利貸しは潰れそうな企業に貸付け、倒産を待って担保を我が物にする。二束三文で担保を取ることが高利貸の目的。
行き詰まったアメリカ経済と賭博化する市場を救済するために、トランプは戦後アメリカの恩恵を受けて成長し、溜め込んできた世界の富を奪い取ろうとしているのである。
戦後と違い、これからユダヤ資本はトランプと組み、生産拠点を失って空洞化され、財政破綻に追い込まれている国から残された富を奪い取ろうとしているということ。これが、ユダヤ資本の銀行から高利貸への転身💡
トランプはユダヤ資本の操り人形でしかなく、銀行から高利貸しに代わった資本の意志(ユダヤ資本)は、トランプを利用し、より一層効率の高い資本増殖に向かうことになる。