国家の債務がGDP比260%の日本を筆頭に、アメリカもほとんどすべての民主主義陣営諸国は「潜在的財政破綻状態」で、財政は毎年黒字化することはなく、赤字は累積し続ける。
日本では2001年の第一次小泉内閣で、小泉首相に「経済丸投げ」された竹中平蔵氏は、歳入と歳出をゼロにするプライマリーバランスというあり得ない空想を打ち出しましたが、本人が認めているように、歳入・歳出も財政収支も黒字になることは太陽が西から昇るのと同じで、絶対にあり得ないこと。
たまたまアメリカでは債務の上限を上げるのに議会の承認が必要になっていますが、日本をはじめどこの国でも債務に上限も下限もなく、債務は自動的に膨らみ続けるもの。
竹中氏のプライマリーバランスと同じく、アメリカの債務上限切り上げに議会承認を必要としているのは、実際は信用失墜している通貨信認をカモフラージュするためであり、いかにも財政健全化の努力をしているように見せる「フリ」なのです。
アメリカでも議会は自動的に債務上限切り上げを承認するのが筋なのに、共和・民主党が「争いの材料」にしているだけのこと。
今回は来年に大統領選が控えているだけに、共和・民主党ともに「アメリカが債務不履行に陥る」などと世界中を大騒ぎに巻き込み、いかにして自党を有利に演出できるかの茶番劇をしているに過ぎません。
日本ではなくアメリカの話ですが「あわやアメリカ債務不履行か?」で株価が下がれば急いで買えばいい…このような茶番劇の大騒ぎで一喜一憂していると足元をすくわれます。