予期せぬことが起きる?

1971年8月15日のニクソンショック(ドルと金の交換制廃止)は「予期せぬ出来事」でした。

とはいえ、当時国務長官のキッシンジャーは、ドルとゴールドの交換制廃止によって担保が無くなるドルを原油本位制(ペトロダラー)にする準備を進めていたということは、予期していた出来事だったと言えます。今日のドルはペトロダラーなので、原油価格が上がればドル高になります。

世界を見渡すと目につくのは原油が下がる要因ばかり…世界最大の原油需要国中国は、ゼロコロナによる上海その他のロックダウンで経済成長が低下し、当然原油需要も落ち込んでいます。欧州諸国は対ロシア制裁でロシアからの原油、天然ガスの輸入を減らしているので欧州の原油需要も下がっています。さらにOPECは増産を発表。
IMFは2022年の世界経済成長率は2021年の6.1%から3.6%に下降、2023年はさらに3.3%になるとの見通しを発表。世界全体の原油需要は減少し続け、来年まで続くことになります。

原油価格のチャートを見ると分かる通り、原油価格は今年4月1日の1バレル99.21ドルから6月11日の122.11ドルまで高騰。原油高はドル価を上げると同時にあらゆる産業のコストを直接・間接的に上げるのでインフレの元凶となります。
このように、上がるはずのない原油価格が高騰しているのはマニュピレーション(市場操作)の結果と言わざるを得ません。

ところが、原油価格は6月8日の122.11ドルから6月27日107.73ドルまで下げ、やがて4月1日や5月10日の水準に戻るでしょう。コロナによるサプライチェーン問題は、報道しないだけで実は解決済みなので、今日のインフレそのものがフェイクなのです💥

原油価格とインフレのカラクリをFRBパウエル議長が知らないはずはなく、インフレがやがて終息することを百も承知しながら、なぜ利上げ幅をどんどん上げているのか?

『8月15日』の予期せぬ出来事…歴史は繰り返されるのか