米国は好循環から悪循環へ…日本は?

株式市場 11/17

NYダウは54ドル高、ナスダック120ドル高、S&P500は18ドル高。NY市場は始まってから少し上げて終わりは少し下がった形に。本日の日経平均は29900円台まで上がり、そこから29600円台まで下落。上がる力が弱くなっているため、本日はマイナスで終わると見ています。

こういった日々の株価を予測することも大事ですが、大きな枠で米国市場、東京市場がどうなっていくのか?なぜそうなるのか?という基本的な部分をしっかりと把握し、そのうえで日々の細かな値動きを見ていくことが大切です☝️

NYダウは高値圏を推移しており、ここ最近も史上最高値を更新。その上昇要因は企業業績であり、S&P500では約80%の企業が市場予想を上回っていますが、決算発表はほとんど終えたため、好決算による株価上昇は落ち着くことに。

そして、株価上昇要因のもう一つがFRBによる金融緩和。金融緩和によってインフレが起こり、お金の量が増えればお金の価値が下がる、お金の価値が下がれば物価の価値が変わらなくても値段が上がる。金融緩和→通貨の購買力低下→商品・サービスの価格上昇が進行→インフレのおかげで売上が上がる→GDPに反映される…
物価が上がれば消費は控えるとは言うものの生活必需品は買わなければいけないため、値段が高くても購入する、小売店の売上が伸びる。これが金融緩和によって作られた株価上昇の要因です📈  そして、金融緩和によって企業業績は25%上がったというデータもあります。

しかし、これから金融緩和縮小が進み、2022年は利上げが待っています。日本とは違い、アメリカは市場とFRBとの会話が頻繁に行われていて、市場の動向を察知しながら金融政策を進めているため、FRBが市場の予測や期待に応えることになれば、2022年の利上げは2回(計1%)がほぼ決定で市場は折り込みつつあります。そうなるとアメリカの株価を上げてきた要因が逆転し、好循環が悪循環へと変わる流れに📉

一方、日本はデフレ体質で金融緩和続行。そうすると、今まで経験したことのない『緩和継続の世界』と『引き締めの世界』に分かれることになり、この新しい局面でアメリカの株価、日本の株価、景気はどうなるのか?


以下の資料を見ても分かるように、10年物米国債利回りが上がるとダウ平均は下がり、利回りが上がるとダウ平均は下がっていることが分かります。

これからNYダウは下がることによりニッケイも下がる。しかし、日本は緩和継続、アメリカは引き締めになるため、NY市場につられてニッケイが下がるのは限定的だと言えます🚨
緩和の市場は上げ相場、引き締めの市場は下げ相場。よって、アメリカの下げ相場につられてニッケイも下がりますが、ニッケイは下げた後はすぐに反転して上げ相場に戻る🚨 この原則を頭に入れておく必要があります。

アメリカと日本の体質は異なる。今までは日本はアメリカにつられてきましたが、アメリカはターニングポイントで今までの緩和から引き締めに変わったため、アメリカと日本との違いが明確になったことになります☝️ この現実に基づいて投資家は戦略を立てて進むことが大切です☝️

29500円~29700円は売りゾーン。